対応検査

当院で行っている検査

当院では視能訓練士が常駐しております。
また最新鋭の検査機器を導入し、検査結果の可視化に努めております。

など

OCTアンギオグラフィー

OCTアンギオグラフィー検査

OCT(Optical Coherence Tomography)は日本語にすると光干渉断層計という、光の性質を利用して目の内部を立体的に検査することができる装置です。

より精密な検査が可能

OCTによって、これまでの眼底検査では、しっかりと確認することができなかった網膜の断面を撮影したり、網膜の厚さを測定したりすることもできるようになりました。また肉眼では検出不可能な網膜内の毛細血管や網膜の後ろに位置する脈絡膜血管も観察可能となっております。
これによって異常な新生血管の有無をすばやく確認し、形や大きさ、中心窩との位置関係なども詳細に把握することができ、緑内障や糖尿病網膜症、加齢黄斑変性といった重篤な目の疾患についても、正確にその病状を把握することができます。

緑内障について

短い検査時間で正確な診断ができ、低料金

OCTによる診断はこうした機能を考えると、かなり大がかりで時間がかかる検査だと思われるかもしれませんが、実際は屈折検査のように、あごと額を固定し装置をのぞき込むだけで、数秒で完了します。
また通常の眼底カメラのように散瞳剤を使用しません。
そのうえ、検査料金は健康保険が適用となります。OCTのみの場合、3割負担で600円、1割負担で200円、アンギオグラフィー検査を含めても3割負担で1,800円、1割負担なら600円です。このように、費用面においても患者さんの負担は小さな検査となります。ご不明点等ございましたら、お気軽に当院までご相談ください。

多機能で早期発見・早期治療

当院で使用しているOCTアンギオグラフィーは、多くの機能をもっており、網膜だけではなく、硝子体から脈絡膜まで高精度の画像を得ることができます。また、眼底写真も同時に撮影することが可能ですので、従来と比較して眼球内部の様子をすばやく正確に把握することができます。この機器を使用することにより、眼底造影検査の様に造影剤を使用する疾患は限られてくるので患者さんに大幅なリスクの削減を実現できているので、準備にかかる時間やお体への負担もほとんどありません。
さらに、網膜や視神経などの異常も早期発見することが可能であり、その後の治療に貢献します。
こうした目の内部疾患は、自覚症状があらわれるまでに時間がかかり、気づいたときには既にかなり進行しているといったこともあります。一度低下してしまった視力は取り戻すことが難しいため、定期的に検査を受けることをお勧めします。お気軽に当院までご相談ください。

CASIA2(カシア2)

CASIA2(カシア2)とは?

CASIA2は眼球表面に直接接触することなく、角膜から水晶体までの前眼部といわれる部分の3次元立体画像を撮影することができる装置です。
従来の装置では撮影することが難しかった混濁のある症例なども詳細に前眼部の構造を把握することができるようになり、白内障の手術前後の検査や、閉塞隅角緑内障、角膜混濁、円錐角膜などについて正確な診断が可能になりました。
目に接触することがないため、患者さんの体への負担も最小限に抑えることができ、すばやく適切な治療方針を立てることができます。

CASIA2でできること

1. 角膜形状解析

高度な解析理論によって角膜の形状を正確に把握することができるため、従来は難しかった非対称成分(Asymmetry)や高次の不正乱視成分(Higher order irregularity)といった眼鏡やトーリック眼内レンズでは矯正することができない角膜不正乱視の原因を発見することができ、また白内障手術で使用する乱視矯正眼内レンズ・多焦点眼内レンズなどの適応状態を事前に把握することができます。

多焦点眼内レンズについて

2. 白内障手術後の角膜形状、隅角、IOLの観察

CASIA2を使用することで、白内障の術前検査だけでなく、術後の角膜形状の変化や切開位置の角膜の状態、挿入した眼内レンズ(IOL)の傾きなどを正確に把握することができるようになりました。また、手術前に眼内の房水の出口である隅角の開き具合が狭かった患者さんでは、手術後眼内レンズの挿入によってどの程度隅角が開いたかも観察することができ、術後のケアが視覚的に確認できるようになります。

白内障手術について

3. 隅角詳細検査

眼球内を満たしている房水は、不要になった分を目の隅にある隅角といわれる部分から排出し、最終的には静脈に戻していきます。ところがなんらかの理由で隅角が狭くなったり詰まったりすると、眼圧が上昇し、高眼圧(眼圧が上がる)タイプの緑内障(閉塞隅角緑内障)を起こしてしまうこともあります。
そのため、隅角の状態を正確に把握することが大切になってきますが、CASIA2を使用することによって、従来のOCTによる解析だけではなく、隅角がどのぐらい開いているか(開大度=AOD)や隅角の角度(TIA)、水晶体がどの程度膨らんでしまっているか(水晶体膨隆度=LV)などの様子をよりわかりやすく、詳細に確認することができます。

OPTOS

散瞳薬を使わないスピーディな眼底検査

従来、眼底を検査するときには、散瞳薬を事前に点眼し、瞳を大きく開く必要がありました。この過程があると、瞳が開ききるまで点眼から30分ほど待機する必要があり、また検査終了後も数時間は瞳が開いたままとなるため、日中など、サングラスをしなければ歩行も困難になるといった点で患者さんに負担をかける度合いは大きいものでした。
当院で導入したOptos200TXは、特殊なレーザー光線によって200度(眼球内の半分以上・網膜の80%以上)という超広角撮影が可能となっており、この散瞳の過程を省くことができるため、0.3秒で眼底の詳細な検査結果を得ることができます。
この画像はモニターを通して患者さんも確認することができるため、ご自身で眼底の状態を確認することができ、医師からの状態説明をより分かりやすく行うことができるようになりました。
検査開始前から瞳が元に戻るまで、約半日という時間制限もなくなります。これを機会に定期的に検査を受けることをお勧めします。

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