症状一覧

以下の症状でお困りの方は、当院までご相談ください。

まぶしい

まぶしい日光がいつも以上にまぶしいと感じる場合、白内障やドライアイなどの可能性もあります。
具体的には、晴れた日のまぶしさは、白内障が原因となっていることが多いようです。透明な水晶体に濁りが生じると、目に入った光が乱反射して明るいところでまぶしさを強く感じます。
白内障の多くは加齢によるものですが、時に外傷やステロイド薬の副作用、アトピー性皮膚炎などでも起こることがあり、この場合は若い人でも白内障を起こすことがあります。
一方、光源を見たときに強いまぶしさを感じるケースではドライアイが原因となっていることが多いようです。ドライアイは、涙の供給が不足したり、涙の質が変化したりして、目の表面の水分が不足して起こるものです。ドライアイになると、角膜などが傷つきやすくなり、傷ついた結果、凸凹を生じて乱反射が起こり、まぶしさを感じます。
このように、まぶしさの原因にはいくつかの目の疾患が考えられますが、それぞれ治療法も異なりますので、原因を見極める必要があります。
普段よりも強いまぶしさを感じたときには当院までご相談ください。

ものが歪んで見える

ものが歪んで見えるものが少し歪んで見えるようなら乱視の影響も考えられますが、直線で構成された格子状の図形が、網目のように歪んで見えるような症状が起こることがあります。このように、はげしい歪みが見える症状を変視症といいます。
変視症が起こった場合、ものの細かな点を見るために中心となる網膜の黄斑部に異常が起こっている可能性があります。
黄斑部に異常を起こす疾患としては、個人差はありますが50歳を超えた方では加齢黄斑変性症が考えられます。また、働き盛りで強くストレスを受けるような人では、中心性漿液性網脈絡膜症などが考えられます。その他にも黄斑前膜や糖尿病網膜症など様々な疾患で黄斑部の機能に障害が起こると強い歪みを感じるようになります。
現代の医学では、一度障害されてしまった視力を元に戻すことは大変難しいため、治療は進行を抑え、それ以上障害が拡がらないようにすることが中心となります。
そのため、早期発見・早期治療開始が大変重要になってきます。少しでも目に違和感を覚えたら、お早めに当院までご相談ください。

視力が落ちた

目の疾患には視力の低下がつきものというほど、多くの原因が考えられます。
単純に近視や老眼が進行して、眼鏡やコンタクトレンズがあわなくなってきたということもありますが、ドライアイ、眼精疲労、角膜の疾患、白内障や緑内障、糖尿病網膜症、黄斑前膜、加齢黄斑変性症といった黄斑部の疾患、ぶどう膜炎、網膜剥離など何らかの疾患が関係している可能性もあります。
眼鏡の調整で済むこともあるのですが、このように視力の低下は目の重要な部分に障害が起こっている可能性が考えられますので、症状を感じたら一度当院までご相談ください。

黒いものが浮かんで見える

目の中で、本当はいないはずの虫のようなものが飛び交う、ほこりのようなものが舞っている、このような症状が現れることがあります。このような場合、多くは見る方向を変えると見えているものもついてきて、暗いところではあまり気にならないのに、明るい所だとはっきりと見えます。
このような症状を飛蚊症といいます。飛蚊症は病名ではなく、こうした症状に付けられた名前です。
ほとんどの飛蚊症は、生理的なもので、眼球内の硝子体にしわがよってその影が見えてしまうことが原因で、あまり心配する必要はありません。しかし中には網膜に孔があいてしまう網膜裂孔や眼底への血液供給異常が起こり、新生血管が眼球内にまで作られ出血する硝子体出血など重篤な疾患である可能性もあります。
飛蚊症が治らない、見えているものが急に大きくなってきた、数が増えてきたなどの変化が見られる場合は、お早めに当院までご相談ください。

涙目

涙目涙は、目尻側の涙腺で分泌され、しばらく目の表面に留まって栄養を行き渡らせたり、うるおいによって目を守る役割を果たしたりします。そして、最終的には目頭側の涙点から鼻涙管を通って鼻の奥へと排出されていきます。
涙目が起こるのは、この涙のサイクルのうち、涙が過剰に供給されてしまうことと、生産量は通常なのに、涙の排出がうまくいかず常に涙がたまってしまう状態になってしまうという2つの原因が考えられます。
このうち、涙の供給過剰については、たとえば目にほこりなどの異物が入ってしまった場合や、何かで目の表面に傷がついてしまった場合などが考えられ、それが刺激となって涙が大量に供給されることになります。また、ドライアイの場合、角膜表面が乾いてしまうことにより傷がつきやすくなり、大量に涙が出てきてしまうこともあります。これらのケースでは、異物を除去したり、点眼などによって傷を治療したりすることで自然と供給過多は治っていきます。
一方、涙の排出異常にはいくつかの理由があります。なかでも一番考えやすいのは涙点から鼻涙管に至る、涙の排出経路のどこかが狭くなったり詰まってしまったりすることです。
特に鼻涙管には加齢や炎症などにより障害が起こることが多く、涙がうまく鼻の奥へと流れずに目に溜まったままとなり、涙目を起こしてしまうことになります。閉塞している部分や程度によっても異なりますが、涙点から器具を挿入して鼻涙管を拡げる施術や、鼻の奥を切開して涙の通り道を新しく作るなどの手術が必要になることもあります。
なお、涙点や鼻涙管に異常はなく、涙の供給にも問題ないのに涙目を起こす場合は、結膜弛緩症が考えられます。結膜はまぶたの裏側から白目の部分を袋状に覆っており、眼球を上下左右に動かすことができるように、若干の緩みをもっています。しかし、この緩みが加齢などの影響で過剰になってしまうと、その部分に涙が溜まり続けてしまいます。軽度であれば、点眼などをしながら経過観察となりますが、涙がずっと溜まることによって炎症を起こし、ひどい場合には角膜に傷がついてしまうこともあります。その場合は手術を検討すること

目の中心部が暗い

一度失われてしまった視力を取り戻すことは、残念ながら現在の医学では不可能に近いものです。
特に視野の中心部は、網膜の中心部である黄斑部に異常が起こっていることが多く、黄斑円孔、黄斑前膜、中心性漿液性網脈絡膜症、糖尿病網膜症などによる黄斑浮腫、加齢黄斑変性症、近視性黄斑出血などの疾患が考えられます。
これらの疾患はいずれも視力の中心となる部分が障害され、放置すればいずれ失明に至ってしまうような重篤なものですが、正確に診断し、適切な治療を行うことが大切です。目の中心部に違和感を思えましたら、お早めに当院までご相談ください。

目の見える範囲が狭い

見えている範囲が狭くなる、つまり視野が狭くなる疾患として、緑内障や網膜色素変性症が考えられます。
緑内障は、網膜に集まる視神経が何らかの理由で障害され、最初は見えない点(暗点)ができ、それが増えていき、徐々に視野が欠けていく疾患です。自覚症状に乏しく、気がついた時にはかなり病気が進行してしまっていたというケースも多く、手術が必要になったり、最悪の場合失明に至ってしまったりすることもあります。早期発見・早期治療が大切な病気です。そのため、緑内障になりやすい40歳を過ぎたら、定期的に眼科検診を受けることをお勧めします。
一方で、網膜色素変性症は視野の広さや暗所での見え方に関連した網膜の視細胞が障害される遺伝性の病気です。患者数は数千人と少ないものの、進行性で難病に指定されています。治療としては、進行を止めるための薬物療法が中心となります。失われてしまった視力を戻すことはできないため、早期の治療開始が大切になります。
その他にも、視野が狭くなる原因としては、網膜剥離、硝子体出血、網膜静脈分枝閉塞症などが考えられ、いずれも早期発見・早期治療が肝心な疾患です。
少しでも異常を感じたら早めに当院までご相談ください。

目が乾きやすい

目が乾きやすいのはドライアイの典型的な症状です。ドライアイになると目の乾燥のほかにも目の疲れや、ごろごろしたりします。
ドライアイは、目の表面に栄養を届け、潤いを与える涙のサイクルに異常が起こります。また、涙が供給不足になり、質が低下して眼球表面に留まりにくくなってしまうことも原因です。
以前は加齢によるものが多かったのですが、近年は、エアコンなどによる空気の乾燥、パソコンやスマホなどのディスプレイ作業、コンタクトレンズの使用など、ドライアイの発症要因も変化してきています。
治療としては、症状に合わせた目薬を医師の指示通りに点眼することです。
ただし、目薬を使用しても改善がみられないケースもあります。ドライアイとともに眼瞼痙攣(がんけんけいれん)を併発していることがあります。この場合も適切な治療によって大幅な改善が見られます。
たかがドライアイと、市販の目薬に頼らず、一度当院までご相談ください。

ドライアイについて

目の痛み

目の痛み目の痛みを感じる原因としては、異物が入ったケースが最も多いと思われます。しかし痛みの種類によっては重篤な状態も考えられます。
目に異物が入るとは、ほこりや虫などが目に飛び込んでしまうことです。これらは、入ってしまった場所により、痛みの程度なども変わってきます。
また、角膜に異物が入ると、痛みを感じる神経が発達している部分のため、かなり強い痛みを感じることになります。
なお、強い痛みを感じて涙が止まらないなどの症状を生じたときは、角膜炎や角膜糜爛(かくまくびらん)が考えられます。これはコンタクトレンズの使用により起こることが多く、コンタクトレンズの長時間使用・就寝時取り忘れ・使用日数を守らないなどにより、角膜に傷をつけてしまい、細菌感染を起こすなどのケースが考えられます。
なお、目の痛みで一番注意しなければならないのは、急性緑内障発作です。これは急激に眼圧が上昇して眼球が圧迫されている状態で、激しい目の痛み、頭痛などのほか、吐き気や嘔吐などもあり、脳の発作とよく似た症状を呈します。放置すると急激に視力が低下してしまいますので、早めに当院までご相談ください。

目の疲れ

ただの疲れ目であれば、遠くを見て目を休めたりリラックスしたり、きちんと睡眠を取ることによって回復が見込めますが、きちんと眠っているのに目の疲れが取れない、リラックスや目を休めても症状がある場合、眼精疲労が考えられます。
近年では、パソコンやスマホなどのディスプレイを見続けること、エアコンなどの使用による乾燥や目に直接風が当たってしまうこと、コンタクトレンズが普及していることなど、目が疲れる原因が多岐にわたっています。
眼精疲労は治療が必要な病気で、単なる疲れ目とは異なります。ただし、適切な治療によりかなりの改善を見込むことができます。
予防も大切ですが、休んでも治らない目の疲労を感じましたら、お気軽に当院までご相談ください。

目の中で光る(光が見える)

本来光がないはずなのに、目の中で光が稲妻のように走って見えるなどの症状が起こることがあります。これを光視症といいます。
光視症の原因としては、網膜剥離や加齢が挙げられます。中でも、加齢によるものが多く、加齢に伴い後部硝子体剥離を併発して起こすことが多いとされています。通常、硝子体は、網膜に密着した状態となっていますが、加齢などが原因で徐々に網膜から後部硝子体が剥がれていきます。このとき、刺激が視神経に伝わり、実際にはない光が見えることになります。後部硝子体が剥がれて後退していくこと自体は加齢によって誰にでも起こることですが、一時的な現象であれば心配はありません。
ただし、光視症は網膜裂孔や網膜剥離などでも起こることがあります。症状を感じたら念のため当院までご相談ください。

目のかすみ

目のかすみ目のかすみを感じても、一時的に短時間で症状が改善する場合は、ドライアイや眼精疲労などのほか、結膜炎などで目やに出ているケースが考えられます。
一方、常に目がかすんでいる場合は、眼鏡やコンタクトレンズなどが合わなくなってしまっている、老眼や白内障になっている、緑内障やぶどう膜炎、重いドライアイなどが考えられ、またその他にも、重い網膜の病気のサインであることもあります。
かすみ目は年のせい、目が疲れているだけなどといって放置せずに、当院までご相談ください。

目が腫れている

目が腫れるというよりは、まぶたが部分的に腫れることが多いのですが、この場合は麦粒腫(ばくりゅうしゅ)、または霰粒腫(さんりゅうしゅ)が原因です。
麦粒腫は、まぶたの毛根や涙の脂分を分泌するマイボーム腺などが細菌に感染することで起こります。麦粒腫の治療では、抗菌薬や抗炎症薬の点眼と眼軟膏の併用などによる薬物療法を中心に行いますが、腫れがひどい場合には切開して膿を出すことも検討します。
一方、霰粒腫の場合、症状は麦粒腫に似ているのですが、細菌感染は通常ありません。マイボーム腺が何らかの事情で詰まってしまい内部に分泌物が溜まっている状態になってしまったものです。通常は経過観察となりますが、腫れが大きくなってしまったときや分泌物が細菌感染を起こしてしまったときには、切開して嚢胞を切除することになります。
目の腫れにお悩みでしたら、お早めに当院までご相談ください。

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